コンピュータの世界は様々な事が起こります。
何かのトラブルでデータが消えてしまったり、不正アクセスでデータが改ざんされたり、自分のミスによってデータを消してしまったりなど、自分には起こりえないと思うようなことも、起こる可能性はゼロではありません。
そんな万が一の時に備えて、データのバックアップは必須です。
WordPressにはデータをエクスポートする機能が標準でついているので、それを使うのも一つの手段ですが、手動でやらなければなりませんし、記事だけのバックアップなので、その他の設定までバックアップできないのが残念な点です。
それに比べて、今回紹介するWP-DBManagerというプラグインは、データベースを自動でバックアップしてくれるので、上記の問題点を解決してくれます。
WP-DBManagerのインストール
- 「プラグイン > 新規追加」の検索機能で、「WP-DBManager」を検索し、インストール
- インストールしたプラグインを有効化
プラグインを有効化すると、下記のようなメッセージが画面上に表示されます。
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Your backup folder is NOT writable To correct this issue, make the folder /xxxxx/wp-content/backup-db writable. Your backup folder MIGHT be visible to the public To correct this issue, move the file from /xxxxx/wp-content/plugins/wp-dbmanager/htaccess.txt to /xxxxx/wp-content/backup-db/.htaccess To correct this issue, move the file from /xxxxx/wp-content/plugins/wp-dbmanager/index.php to /xxxxx/wp-content/backup-db/index.php |
まずは、wp-content/backup-db/ フォルダを作成します。
そして、wp-content/plugins/wp-dbmanager/htaccess.txt ファイルを .htaccess にリネームして、 wp-content/backup-db/.htaccess に移動、更に、wp-content/plugins/wp-dbmanager/index.php を wp-content/backup-db/index.php に移動させます。
これでもう一度画面を読み込むと、先ほどのメッセージが全て消えます。
これで準備が完了です。
WP-DBManagerの設定
「Database > DB Options」ページで、データベースの自動バックアップや自動最適化の設定を行います。
データベースのバックアップは、「Automatic Scheduling」の「Automatic Backing Up Of DB」で設定します。
「2 Week(s)」や「1 Month(s)」など、バックアップする期間を設定し、「Gzip」を「Yes」にしておきます。
「Gzip」はデータファイルを圧縮するかどうかですので、「No」にしておくと、データ量が多くなった時に大変なことになるので、「Yes」にしましょう。
「Automatic Optimizing Of DB」はデータベースの自動最適化の設定ですので、同様に期間を設定しておきます。
「Automatic Repairing Of DB」はデータベースの自動修復設定で、特に使わないので、「0 Disable」を設定しておきます。
これで、「Backup Email Options」の「To」に書かれたメールアドレス宛に設定した期間ごとにバックアップファイルが送られ、最適化も設定した期間ごとに行ってくれるようになります。
最後に、一番下にある「Save Changes」を押すのを忘れないようにしましょう。
万が一に備えて、事前に準備を
これだけの設定で、何か起こった時も安心して対応できます。
WordPressに最初に必ずインストールしたいプラグイン4選で紹介した他のプラグインと合わせて、必ず入れておきましょう。